川島織物セルコン市原本社工場見学~京町屋

京都市左京区にあります川島織物セルコンさんの本社工場見学へ行ってきました。日頃、お施主様へご提案させて頂いておりますカーテンがどのような工程で製造されているかを知る為です。

『川島織物セルコン』とは、着物ファン憧れの”川島の帯”や緞帳・祭礼幕を扱う「呉服・美術工芸織物事業」、明治宮殿の室内装飾を手がけて以来、日本の室内装飾インテリアを牽引してきた「インテリア・室内装飾事業」の2事業を手がけるファブリックメーカーです。

まずは展示場に案内して頂きました。
壁面装飾の綴織のご紹介です。京都迎賓館で最も大きな部屋「藤の間(ふじのま)」に使用されています。
 

第五期歌舞伎座にも使用されています。縁起の良い鳳凰が描かれており、伝統芸能の品格が感じとれます。
 

インテリアの室内装飾として日本で初めて織物を使ったのが、川島織物さんでもあります。
 

機械織の場合、製織に必要な織下絵には色暗号が書かれています。↓
 

よく着物の帯に見かける金が入った模様ですが、写真のように和紙に金を塗った「箔糸」を一本一本織り交ぜて仕上げてあるそうです。金の他に、プラチナもあります。
次に、工場内・織物文化館を見学させて頂いたのですが、撮影は禁止でした。残念です(><)自分の爪をあえてのこぎり状に整え、その爪で糸を掻き集めながらの熟練した職人さんによる繊細な製織技術には、うっとりしました。
 

カーテンや緞帳、着物の帯の製造工程を見学でき、とても勉強になりました。また、祇園祭山鉾の今年新調された菊水鉾の前懸、「ゑびす神と大黒天」も川島織物セルコンさんが造られました。祇園祭が終わると、前懸は川島織物セルコン本社工場にて、メンテナンスされ次のお祭りまで大切に保管されます。私はとても運がいいことに、工場に戻ってきた前懸を拝見することができました!実際のお祭りでもこんなに近くで見れることはないとのこと、ツイてます(^-^)
こちらが菊水鉾の前懸、「ゑびす神と大黒天」です。見れば見るほど職人技の凄さに感銘しました。

最後にお忙しい中、同行して下さった川島織物セルコン亀星さんとご案内して頂きました多田さんと一緒に(^-^)

続いて、現在お打ち合わせ中のお施主様が京町屋のような住まいをご希望されているので、どこかそんな場所がないか亀星さんに尋ねたところ教えて頂いたのが、四条通りにある「NPO法人 四条京町屋」です。

この町屋は、明治43年に四条通西洞院を東に入った町内に、隠居所として建てられました。

五右衛門風呂に、竈です。今でも使用できるそうです。

建具も素敵ですね。

2Fから見た前栽です。ゆったりと日本の四季が楽しめそうな眺めです。

四条京町屋を出て、石畳のある町並みを歩いて探しました。土地勘がありませんので、歩いて歩いて、そして歩いて、あっっ!ありました!!
おもしろいものも見ることができました。工事用の仮囲いです。京都ならではですねー!

そのまま通りを歩いていると、かわいいお店があったので入ってみました。町屋を改修して今年オープンさせたそうです。店員さんは着物姿で、どこかほっとする和雑貨屋さんでした(^-^)

そして、名刺入れとあまりにかわいかったポチ袋とはがきを買いました。夏を感じます。

最後に、いつもお世話になっているLIXIL青柳さんから教えて頂いた「花見小路」に向かいました。
日が暮れてしまう・・・大急ぎです。

向かっている途中、記念に撮影しました。八坂神社です。

花見小路に到着です!!夜の町並みもいいですね。刺激を受ける建物がたくさんありました!

舞妓さんです!!

職人技術や歴史にふれ、とてもいい一日を過ごすことが出来ました(*^-^*)

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